先日、学校のイベントで芸術部門・音楽部門でのコンペティションがあり、娘が参加をしたので見に行ってきました。
娘の学校は、旧市街にあり、18世紀前半に建てられた貴族のお屋敷を高校の校舎として使っています。
なので、階段が数メートルあったり、彫像があちこちに飾ってあったり、天井の高さはざっと見た感じではメ6ートル、もしくはそれ以上あり、「この空間に2,3階の建物が建てられてしまうのでは?」というほどの高さがあり、天井には天井画が描かれていたり、クラスによっては壁画が描かれていて、なんとも贅沢な建物で勉強をしています。
父兄面談で行った時にも、素敵な校舎だなと思っていたのですが、校舎内の劇場は更に凄かった!
お屋敷の中に礼拝堂があるのは良く見ますが、劇場があるお屋敷は初めて。
この素敵な劇場で演奏会が開かれたのですが、イタリアの父兄を見るのもまた楽しい時間でした。
イタリア人の親は、子供を「アモーレ」直訳すると愛ですが、愛しい人みたいに、大事な人を呼ぶ時に使うのですが、子供が演奏を終えて帰ってくると、失敗しようがどんな演奏だろうが「アモーレ、ブラビッシモ!(上手の最上級)」と抱きしめたり頬っぺたにキスしたり。
イタリアの子供はどんな事をしても「素晴らしかった!良く出来たね!」と小さい頃から褒められて育っている子が多いので、自信たっぷりな子が多い気がします。
ちなみに、娘の学校は語学や経済、心理学などを勉強する高校なので、アートとは関係ないのですが、午後に参加したい人はコーラスやオーケストラに参加をすることが出来るので、今回コーラスとオーケストラの成果発表もありました。
音楽高校でも芸術高校でもないので、レベルもそれぞれ。
それでもイタリアのイベントは親御さんも子供もノリノリで、リズムの良い曲では手拍子、一緒に踊っている人がいたり、最後の拍手は本当に大きく盛り上がります。
そういえば、幼稚園の卒園式の日もお母さんたちがディスコミュージックをかけてノリノリで子供たちと踊っているのを見て衝撃を受けたのを思い出します。
イタリアといえば、愛・音楽・芸術の国なんだなと。