イタリアでUberは使える?意外と知られていないフィレンツェのタクシー事情

今年の夏休みに大学時代の友人がフィレンツェへ旅行に来ることになり、旅行の相談を受けていました。

その中で、

「タクシーはUberアプリがあるから大丈夫!」

と言われて、

「ちょっと待って!」

と思ったことがあります。

実は、イタリアでは他の国で利用されているUberとは事情が少し違います。

知らずに利用すると、

「Uberなのにこんなに高いの?」

と驚いてしまうこともあるので、旅行前に知っておくと安心です。


なぜイタリアではUberが普及していないの?

イタリアでは、タクシー営業にはライセンスが必要で、その権利には非常に高い価値があります。

地域によって異なりますが、ライセンスは数十万ユーロ相当(日本円でおおよそ3千万前後)になることもあり、新規参入が難しい仕組みになっています。

そのため、一般のドライバーが自家用車で営業するUberのようなサービスは法律で禁止されています。

なのでUberアプリでは主に「Uber Black(プライベートハイヤーサービス)」が提供されています。


実際の料金比較

フィレンツェ空港→旧市街 料金の目安
タクシー 約28〜32ユーロ+荷物・深夜料金、早朝・深夜にスーツケース4つくらいだと40ユーロ弱になります。
NCC(プライベートタクシー) 約70〜80ユーロ前後(会社・時間帯による)

※料金は時期や時間帯により変動します。

Uber Blackはプライベートタクシーの人が来てくれるので、タクシーよりも割高になります。

SNSで

「マルペンサ空港からUberを使って2km・15分で114ユーロだった」

「イタリアのタクシーってこんなに高いの?」

と驚いている投稿を見かけました。

海外では「Uber=安い」というイメージがありますが、イタリアでは必ずしもそうではありません。

Uber Black・プライベートタクシーが便利な場面

Uber BlackやNCC(プライベートハイヤー)は料金は高めですが、利用した方が安心な場面もあります。

フィレンツェでは、ピッティ・ウォモ(Pitti Uomo)の開催期間や大きなイベントの日、激しい雨の日などはタクシーがなかなかつかまりません。

以前、ワールドカップでイタリア代表の試合があった日は、多くの運転手さんがサッカー観戦を優先したため、タクシーがほとんど見つからなかったこともありました。

また、早朝に空港へ向かうためタクシーを予約していなかった人が、なかなか来ず、慌ててトラムで空港へ向かったという話も聞きました。

そのため、

  • 空港到着時に待っていてほしい
  • 早朝や深夜に確実に移動したい
  • 大人数で安心して移動したい

という場合には、事前予約できるプライベートタクシー(NCC)を利用する方も少なくありません。

料金は通常のタクシーより高くなりますが、空港の到着ロビーで名前の紙を持って待っていてくれるため、タクシー乗り場に並ぶ必要がなく、旅行中の安心感は大きいと思います。


旅行前に知っておくと安心

海外では「Uber=安い」というイメージを持っている方も多いと思いますが、イタリアでは事情が異なります。

普段の移動なら通常のタクシー、時間指定や確実に迎えに来てほしい場合はUber BlackやNCCと、目的によって使い分けるのがおすすめです。

旅行前に知っておくだけで、「思っていたより高かった!」という驚きを防ぐことができます。

フィレンツェで通常のタクシーを利用するには

フィレンツェで通常のタクシーを利用するなら、Taxi 4242が便利です。

電話で 055 4242 に連絡するほか、最近ではWhatsAppで配車を依頼することもできます。

ホテルで呼んでもらうこともできますが、イタリア語が不安な方はWhatsAppで予約できるのは嬉しいポイントです。

フィレンツェ旅行の予定がある方は、出発前に連絡先を登録しておくと安心ですよ。

Taxi 4242 – Il Taxi a Firenze