無事に最後の口頭試験が終わり、娘がイタリアの高校を卒業しました。
日本のような卒業式はなく、最後の口頭試験を終えた瞬間が、高校生活の終わりになります。
1人約1時間の口頭試験
イタリアの高校卒業国家試験(Esame di Maturità)の口頭試験は、1人約1時間。
数人の試験官の前でプレゼンテーションを行い、その後は質問に答えていきます。
そのため、1日に試験を受けられるのは5人程度。
クラス全員が終わるまで約1週間、学校によってはさらに長くかかることもあります。
娘のクラスは人数が少なかったため、初日に試験が終わりましたが、他のクラスでは7月まで試験が続きます。
試験が終わると校門の外でお祝い

※写真の人物は変更しています。
試験を終えた生徒が校舎から出てくると、外では家族や友達が待っています。
プロセッコで乾杯したり、
花束を渡したり、
彼氏や彼女がお祝いに来ていたり。
それぞれが思い思いに高校卒業を祝います。
日本のように全員で体育館に集まって卒業証書を受け取る卒業式とはまったく違い、入学式もなくなんとなく始まった高校生活はなんとなく終わります。
服装も意外とカジュアル
試験官が5人もいるので、
「スーツのような服装で行くのかな?」
と思っていました。
ところが、先に試験を終えた生徒たちを見ると、ジーンズ姿の子もたくさんいます。
娘もブラウスにジーンズという普段より少しきれいめ程度の服装で受験しました。
先生方も普段通りの服装で、とてもリラックスした雰囲気でした。
我が家はホテルのルーフトップで乾杯

学校の外でお祝いをする人も多いのですが、我が家はゆっくり過ごしたかったので、学校近くのホテルのルーフトップバーへ。
フィレンツェの街並みを眺めながら、カクテルで乾杯しました。

明日は友達のお祝いへ
娘の試験は終わりましたが、まだ試験が残っている友達もたくさんいます。
翌日は、友達の試験が終わる時間に合わせて学校へ行き、一緒に卒業を祝うそうです。
明後日はそのお友達と一緒に他のお友達の試験会場へ。
毎日少しずつ卒業生が増えていくのも、イタリアならではの風景なのかもしれません。
5年間、本当にお疲れさま
イタリアの高校は、日本の高校とは勉強の進め方も試験の内容も大きく違います。
娘もこの5年間、法律や経済、歴史、語学、人類学など幅広い教科を学び、最後はそれらを結び付けながら、自分の言葉で説明する口頭試験に臨みました。
1年生の頃には、初めて課題図書として読んだディストピア小説に衝撃を受け、
宿泊学習の最終日には、先生方も一緒になってディスコミュージックで踊り、
フランスの高校との交換留学では、文化の違いに衝撃を受けたり新しい友達との出会いがありました。
試験前になると、夜遅くまで友達とチャットで勉強の相談をしたり、お互いに励まし合ったりする姿も何度も見てきました。
楽しいこともあれば、大変なこともありましたが、一つひとつの経験が娘を成長させてくれたように思います。
そして今日、その5年間が無事に終わりました。
「5年間、本当にお疲れさま。」