ボーボリ庭園に隠された“椿の庭”へ
フィレンツェは、何度訪れても新しい発見がある街です。
有名な
Uffizi Galleries、
Galleria dell’Accademia、
Palatine Gallery
だけではなく、この街の魅力は、“観光ガイドにはあまり載っていない場所”にも沢山あります。
春の限られた時期だけ一般公開される、ボーボリ庭園の「秘密の庭園」も、そのひとつです。
ボーボリ庭園の奥にある、静かな別世界
Boboli Gardens の入口を入ってすぐ右側。
普段は閉ざされている小さな扉の向こうに、春限定で公開される椿の庭園があります。
初めて訪れた時、観光地の喧騒とはまったく違う静けさに驚きました。
そこには、時間がゆっくり流れているような空気があります。

1800年代から咲き続ける椿たち
この庭園には、37品種、49本もの椿がコレクションされており、中には1800年代に植えられたものも。
日本原産のヤブツバキ(Camellia japonica) も植えられています。
何世紀もの時を超えて、今も春になると静かに花を咲かせています。
イタリアの歴史的庭園の中で日本の椿を見るのはちょっと不思議な感じがします。そして、椿の先にピッティ宮殿を眺めるのは感慨深いものがあります。
かつてはメディチ家だけが入れた場所

この庭園が特別なのは、花だけではありません。
18世紀末、ここはメディチ家の一部の人々しか入ることのできない場所でした。
芸術と権力の中心だったメディチ家。
その時代、この静かな庭園ではどんな会話が交わされていたのだろう。
そんな想像をしながら歩く時間も、フィレンツェならではの贅沢です。
庭園に壁画があるのも、配色のセンスの良さも流石イタリアだなと思ってしまいます。

フィレンツェは“ゆっくり滞在”する街
Florence は、数日間で急いで観光するよりも、
- 朝の光の美しさ
- 季節ごとの庭園
- 地元の人の日常
- 美術館を何度も訪れる時間
そうした“暮らすような滞在”が似合う街です。
この椿の庭園も、長めに滞在しているからこそ出会える場所かもしれません。
2026年公開期間について
椿の季節になると公開されるこのお庭。
2026年は5月10日まで公開されています。
公開日は土曜・日曜限定。
ボーボリ庭園スタッフによるガイド付きツアー形式で見学できます。
ガイドツアー時間
2月・3月
- 10:00
- 11:00
- 12:00
- 14:00
- 15:00
4月・5月
- 10:00
- 11:00
- 12:00
- 14:00
- 15:00
- 16:00
入場について
入場料は、
Boboli Gardens の入場券に含まれています。
※入場期間、時間はその年により異なるので、オフィシャルサイトでご確認ください。