ここ数年、フィレンツェで人気を集めているのが、昔のプリクラを思わせるレトロな写真撮影スポットです。
実はこの撮影機、私たちにとっては以前から見慣れたものでした。
娘がまだ小さかった頃、習い事で使う証明写真を撮るために、一度だけ利用したことがあります。
今から約10年前のことです。
撮影した写真は白黒で、写り方もどこか懐かしい雰囲気。
「今どき、こんな証明写真の機械があるんだね」
そんなことを話しながら、娘と笑ったのを覚えています。
しかも、いつ撮影されるのか分からないところも、この機械の面白さです。
きょとんとした顔、驚いた顔、普通の顔……。
4枚の写真が、まるで4コマ漫画のようになることもあります。
当時は、これが人気の撮影スポットになるとは思いもしませんでした。
ところが、ここ数年で状況が一変。
いつの間にか長い行列ができるようになり、最近ではフィレンツェの街なかでも、いくつかの場所で見かけるようになりました。


大学時代の友人と、話題の写真スポットへ
先日、大学時代の友人が家族と一緒にフィレンツェへ遊びに来ました。
旅行中に行きたい場所を聞いてみると、このレトロな写真スポットもリストに入っていました。
そこで、私たちも初めて列に並んで撮影してみることに。
順番を待ちながら周りの人たちを見ていると、撮影そのものだけでなく、その前後も楽しんでいることに気づきました。
多くの人が、
- 写真機の前に立って撮影する
- 撮影をする
- 写真が出てくるところを動画に撮る
という流れで楽しんでいました。
撮影して終わりではなく、写真ができあがる瞬間まで含めて、ひとつの体験になっているようです。
撮影前に知っておきたいこと
実際に撮影してみて、気をつけたいと思ったことがあります。
それは、支払いにはコインが必要なこと。(2026年10月現在3ユーロ)
利用する前に、小銭を用意しておくと安心です。
そして、もうひとつ大切なのが、コインを入れる前に撮影の準備をしておくこと。
お金を入れると撮影が始まるので、そこから慌てて位置を調整しようとしても間に合いません。
私たちも、娘たち3人で撮影機に入ったのですが、最初の写真はなんとバッグしか写っていませんでした。

写真を見て、みんなで大笑い。
撮影スペースが限られているため、複数人で撮る場合は、顔が半分しか写らないこともあります。
きちんと全員が写るように、撮影前に立つ位置や顔の向きを確認しておくのがおすすめです。
とはいえ、失敗した写真も含めて楽しめるのが、この撮影スポットの魅力なのかもしれません。
私たちも1回目はうまく撮れず、結局2回撮影しました。
フィレンツェ旅行の思い出に、ちょっと変わった写真を
フィレンツェには、ドゥオーモやヴェッキオ橋、ウフィツィ美術館など、誰もが訪れたい有名な観光スポットがたくさんあります。
でも、街歩きの途中で、こんな少し変わった体験をしてみるのも楽しいものです。
いつ撮影されるか分からないドキドキ感。
できあがるまで、どんな表情で写っているか分からない面白さ。
そして、予想外の写真が出てきたときの笑い。
友人や家族と一緒なら、きっと楽しい思い出になると思います。
フィレンツェを訪れたら、観光名所を巡るだけでなく、街で流行しているこんなレトロな写真撮影も体験してみてはいかがでしょうか。