先日、サン・ミニアート・アル・モンテ修道院へ行ってきました。
フィレンツェの街を見下ろす丘の上に建つこの修道院は、何度訪れても感動する特別な場所です。
長い間、正面ファサードは修復用の足場に覆われていましたが、2026年5月、ついに修復工事が完了しました。
白と緑の大理石で彩られた美しいファサードが再び姿を現し、今年フィレンツェを訪れる方は、本来の美しい姿を見ることができます。
ミケランジェロ広場を訪れる観光客は多いのですが、そこから徒歩数分のこの修道院まで足を延ばす人は意外と少なく、静かな時間を過ごせる私のお気に入りの場所のひとつです。

修復した目的は、
● 1. 構造の安全性向上(耐震・老朽化対策)
「構造の安全性を高めるための補強」
「ファサード(正面)、壁面、屋根の補強」
● 2. 歴史的価値の高い装飾・大理石の保存
白・緑の大理石ファサードの修復
繊細な石材の保存と最適な技術の選定
● 3. 老朽化した campanile(鐘楼)の補強
鐘楼の壁面・構造の補強
● 4. デジタル監視(デジタルツイン)による長期保全
「デジタルツインを作成し、構造の常時監視を可能にした」
● 5. 文化財としての価値を未来に残すため
「保存・保全・耐震性の改善が目的」

この修道院、昔は主祭壇の奥の半円ドームに巨大な金のモザイク画の近くまで行くことが出来て、お金を入れるとモザイクにライトがあたるようになっていました。
先日に行った時には階段を上れないようになっていたので、地上階に座ってモザイクを眺めてきました。
修道院の内装はシンメトリックで本当に美しい!
静かでひんやりとした空間に座って美しいシンメトリックの内装、主祭壇の奥の半円ドームに巨大な金のモザイク画を眺めるのもおすすめですし、日曜日にフラッと寄るとパイプオルガンの演奏を聞くことが出来たりする素敵な修道院です。
グレゴリオ聖歌が有名で、毎日18:30にはラテン語で歌われるグレゴリオ聖歌のVespriが行われています。
●バジリカ(聖堂)の開館時間
(月〜土)9:30〜13:00/15:30〜19:00
(日曜)8:15〜13:00/15:30〜19:00
※ 典礼(ミサなど)を行っている時間帯は見学できません。
●入場について
入場無料
個人・団体・学校の見学ともに予約不要
● ミサ(聖体祭儀)の時間
■ 日曜・祝日
8:30
10:00
11:30
17:30(※ ラテン語+グレゴリオ聖歌)
■ 平日
18:00(※ ラテン語+グレゴリオ聖歌)
● Vespri)について
毎日 18:30
修道士の共同体がラテン語で晩課を行い、グレゴリオ聖歌で祈りを唱える
Contatti e Orari San Miniato al Monte – Abbazia di San Miniato al Monte
ミケランジェロ広場から徒歩5-9分程度です。