フィレンツェで行って欲しいおすすめ本屋さん3選

先日、学校で開催されたコンペティションの音楽部門で優勝した娘。

図書ギフトカードをいただいたので、週末に家族で本屋さんへ行ってきました。

 

イタリアはお洒落にこだわりのある国。

フィレンツェの本屋さんの中には美術館のように素敵な所もあります。

 

素敵なのは建物だけでなく、売っている本の表紙もお洒落なものが沢山あります。

 

イタリアらしい文房具や手帳、本を読まなくてもお部屋のインテリアとして飾りたいような本。

お土産を見つけるために立ちよってみるのもおすすめです。

 

ということで、今回は、フィレンツェでおすすめ本屋さん3店をご紹介します。

 

昔の劇場を改装したレトロで素敵な本屋さん

Giunti Odeon

レプブリカ広場から徒歩1分のところにある昔ながらのレトロな映画館【オデオン】。

イタリアの映画館は吹き替え版の所が多い中、オリジナル音声で上映していた映画館でした。

オリジナル音声で観たい映画を家族で見に行っていた思い出の映画館です。

 

実は、オンラインで映画が気楽に観る事が出来る今の時代になり、映画館へ行く人が減っていて、閉まってしまうのではと心配されていました。

 

しかし、数年前に夜は映画館。

そして、お昼間は本屋さん【ジュンティ オデオン】として画期的で居心地の良い空間へと生まれ変わりました。

今では多くの人の憩いの場所になりつつあります。

Odeon giunti フィレンツェの映画館

夜は映画館になるのですが、お昼間は無料で昔の映画が上映されている事があります。

バールが併設されているので、お茶を飲みながら映画を観ながら休憩したり、パソコンを持ち込んでPC作業をしている人たちで賑わっています。

フィレンツェ休憩場所

椅子の座り心地が良いので、ちょっと休憩したい時に便利な場所。

レプブリカ広場からすぐなのでフィレンツェ観光のついでにフラッと寄ることが出来ます!

 

子供コーナー・レコードコーナがある本屋さん

Feltrinelli Librerie

Piazza della Repubblica, 26-27-28-29 R
お土産に可愛い絵のイタリアの絵本を買いたい!
もしくは、子供連れで絵本を選びに行きたいと!
いう人におすすめの本屋さんは、レプブリカ広場近くにある【フェルトリネッリ】。
写真で見える丸い穴は、子供が中に入って本を読んだり、中で遊んだりできる場所で、遊び心のある本屋さん。
穴の中に入ったり、子供目線に絵本が沢山置いてあって、娘が子供の頃に大好きだった本屋さんです。
book shop in florence
一番上の階には、イタリアの料理本や、レコードなどがあり、椅子に座って本を楽しんでいる人もいます。

Book shop in florence italy

・美しいアートのハードブック

・イタリア料理の本

・フィレンツェのお土産

等も売っています。

 

イタリア語のマンガや英語の本・絵本コーナー

laFeltrinelli Book Store

Via de’ Cerretani, 40

フィレンツェのサンタマリアノヴェッラ駅から徒歩2-3分の所にある本屋さんフェルトリネッリ。

観光客が多く、フィレンツェらしいノート、お洒落な文房具のお土産も充実している本屋さんです。

 

絵本コーナーも充実していますが、この本屋さんへ行く時には英語の本を探す時。

Book shop in florence italy

そして、ここの本屋さんの特徴は、地下にイタリア語のマンガコーナーがあること。

Book shop in florence italy

多くの本屋さんでマンガを置いていますが、イタリア語のマンガを探しているならフェルトリネッリブックストアの地下が一番充実している気がします。

 

ちなみに、フェルトリネッリはフィレンツェ サンタマリアノヴェッラ駅の構内にもあります。

 

まとめ

オンラインでマンガも本も読める時代になりました。

しかし、本のデザインが素敵なものも多く、部屋の飾りになりそうな本も沢山あります。

好きな本はやはり紙の手触り・匂いを感じてゆっくり楽しみたいので、数冊購入して帰ってきました。

 

図書ギフトカードで文房具も購入できたので、優勝したギフトカードの中から素敵な手帳をプレゼントしてもらいました。

 

ちなみに、フェルトリネッリは19世紀後半以降に多大な富を築けあげた大財閥です。

巨万の富を受け継いだジャコモ・フェルトリネッリ(1829-1913)が若き共産党員として働いていたのですが、戦中に失われた歴史を埋めあわせるべく、社会主義や労働史を中心とした国内外の文書の収集を始めることがきっかけで始まった出版社です。

 

当時の社会に問題を投げかける作家の本を次々と刊行してイタリアの革命的出版社と言われていたそうです。

 
彼の人生は本や映画にもなってるくらいドラマチック。

イタリアの戦後におきた数々の歴史的な事件と複雑に絡み合っていて、大変興味深いものです。

興味があればジャコモ・フェルトリネッリの本などを読んでみてください。